宮城県大郷町で町が進めようとしているスポーツパーク構想をめぐり、町議会の解散の是非を問う住民投票が告示されました。
住民投票とは、地域にとって大事な事柄を決める時に直接、住民に賛否を問う制度です。
宮城県でも過去に何度も行われてきました。
1987年、当時の泉市で仙台市との合併をめぐり行われた住民投票で賛成が上回ったことが、その後の合併につながりました。
白石市で行われた産業廃棄物の処分場についての住民投票では、反対が9割以上を占め設置が見送られました。
住民投票は、地域にとっての重要な選択に大きく関わります。
大郷町民が今回の住民投票について、どう感じているのか聞きました。
賛成町民「住民投票を行った方が良いと思います。町民の本音が聞けると思うんですよ。私は賛成なんですけど、真新しいものが無いと、大郷町が発展しないんですよね」
反対町民「今一番話題になっているので、一町民としては行きたいなと思います。お金だって随分かかりますよね、かといって使う人がそんなに来るようにも思えないので、そこが一番心配ですかね」
様々な意見がありましたが、関心の高さが伺えました。
大郷町の住民投票は4月1日から期日前投票が始まり、4月20日が投開票日です。
賛成が半数を超えた場合、町議会は解散し40日以内に選挙が行われます。スポーツパーク構想は新たな議会によって、議論されます。