ミャンマーで発生した大地震では、これまでに約1700人の死者が出ています。仙台市に住むミャンマー出身の女性は甚大な被害を心配しながら、早い支援を求めています。
28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震では、ミャンマー国軍によると約1700人が死亡し、300人の安否が分かっていません。
仙台市の旅行会社に勤めながら、宮城県のミャンマー出身者を支援しているスーザ・ミョータンさんです。
スーザ・ミョータンさん「あまりにも被害が大きすぎることにびっくりしています。ミャンマーは普通は地震の多い国ではないので、大きな地震が一気に来たことに国民の皆さんがすごい恐怖して、それにどうしたらいいか分からない状態ですね」
地震発生の当日は電話がつながらず、ヤンゴンに住む叔母と連絡が取れませんでしたが翌日、電話がつながり無事を確認できました。
震源に近い中部のマンダレーには、スーザさんが28年前に建てた学校がありますが外壁が崩れ使用できない状態になりました。学校の教頭とは、現地の状況について連絡を取り合っています。
マンダレーでは多くの建物が倒壊し電気が通らず、水や食料が不足しているといいます。スーザさんはいち早い支援が必要だと訴えます。
スーザ・ミョータンさん「他人事じゃなくて自分の事のように思っていただいて、是非、日本のみなさんもミャンマーを是非支えてほしいと思います」
スーザさんが理事を務める宮城・ミャンマー友好協会では、今回の地震を受けて義援金を募っています。受け付けは4月30日までです。