グループ補助金の口利き事件をめぐり、あっせん利得処罰法違反の罪で起訴された宮城県議会議員の仁田和廣被告が、自民党を離党し県議会の所属会派も離脱しました。
仁田被告は、自民党に所属し県議会では最大会派である自民党・県民会議のメンバーでした。
28日、会派の臨時総会が開かれ、総会の後、取材に応じた自民党・県民会議の佐々木幸士会長らによりますと、仁田被告の代理人から自民党を離党し会派も離脱したいという届け出があり、いずれも受理されました。
自民党・県民会議佐々木幸士会長「27日、離党・会派離脱という仁田議員本人の見解が示され、私どもとして重く受け止め、仁田議員の意向を尊重し、28日付で会派離脱をしていただく決定を先ほど致しました」
仁田被告は、2021年2月に発生した福島県沖地震をめぐるグループ補助金が交付されるよう水産会社の社長から依頼を受け、1月に県職員に交付を働き掛けた上、現金50万円を受け取ったとして、あっせん利得処罰法違反の罪で起訴され、25日に保釈されています。