東北大学に、島津製作所と共同で先進的な生命科学の研究をする超硫黄生命科学共創研究所の新しい建物がオープンしました。
18日、仙台市青葉区の東北大学医学部キャンパスで内覧会が開催されました。
東北大学の冨永悌二学長や島津製作所の山本靖則社長らが出席し、研究所の完成を祝いました。
東北大学医学部キャンパスに設けられた研究所は、2階建てで延べ床面積は約200平方メートルでこれまでの4倍の広さになり、ゆったりと研究できるということです。
研究所では、超硫黄分子という人体のアミノ酸に硫黄が結合した物質を研究しています。疲労や老化、病気など人間の健康状態に関係する物質とされています。
研究所では、島津製作所の分析機器を使って、がんや関節症などに超硫黄分子がどう関係するかを研究していきます。
東北大院井田智章特任教授「疾患に対する予防薬、治療薬の開発を研究所していき皆さんに発信することで社会実装につなげたい」
研究所では、超硫黄分子を解析する技術によって、がんなどの治療や予防につなげたいとしています。