宮城県石巻市は2023年度、ふるさと納税を戦略的に推進するための専門部署をつくることになりました。現在、年間7億円あまりの寄付額を2倍の15億円まで増やすことを目標にしています。
石巻市が4月に設置するのは、「ふるさと納税推進課」です。
この課では、石巻市の特産品を生かした返礼品の開発に力を注ぐとともに、積極的なPR活動を行っていくことにしています。
【斎藤正美石巻市長】
「(専門部署を作ることで)柔軟性を持った市民ニーズを捉えること、そしてさらに寄付者の市場ニーズ、それもしっかりと受け止める、そういう戦略的に取り組むことができるのかなと」
石巻市のふるさと納税の寄付額は、2021年度は5億3000万円。
2022年度は1月末時点で7億3000万円を超えました。
専門部署の設置により、2023年度は10億円、2025年度には現在の2倍の15億円を目指すことにしています。
【斎藤正美石巻市長】
「今あるこの石巻の地消地産というか、誇れるものをどんどんPRしていきたい」
市によりますと、宮城県内では白石市にふるさと納税の推進室があるものの、専門課を設置するのは石巻市が初めてということです。