宮城県ほとんどの小中学校で修了式が行われました。新型コロナの流行で控えていた全校集会を開く学校もありました。

 仙台市太白区の八本松小学校では、新型コロナの感染拡大以降はじめて、1年生から5年生の児童345人が体育館に集まり修了式が行われました。

 式では田中孝子校長が「1年生から5年生までみんなで集まることができました。先の見えなかったコロナ禍から一歩踏み出す春です」と挨拶した後、児童の代表が1年間を振り返り思い出や努力したことなどを発表しました。

 式の後、各教室では担任の先生から通信表が手渡されました。

 「2年生の時より頑張ろうが減ってうれしかった」「東京に行っていろんなものを食べたり思い切り遊んだりします」

 仙台市教育員会は新年度、学校でのマスク着用を個人の判断とします。

 こちらの小学校では、始業式などの行事は対策を取った上でみんなが集まれるようにしたいとしています。

 八本松小学校関谷俊一教頭】「今回できたことは大きかったと思うので、これをベースにというか慎重に、できるところはやっていきたい、徐々にと思います」

 八本松小学校では、マスクを外した児童が孤立しないようしっかりと見守りたいとしています。

 宮城県のほとんどの小中学校では、4月10日に始業式が行われます。