宮城県は、60代の男性がウルイと間違って有毒植物のバイケイソウを食べ食中毒になったと発表しました。野草の誤食による食中毒は、今シーズン初めてです。

 県によりますと17日、60代の男性が腹痛や吐き気を訴え塩釜市の医療機関を受診しました。

 男性はこの日、加美町の山林に山菜取りに出かけウルイと間違えて採取した有毒植物のバイケイソウをおひたしにして食べたということです。

 バイケイソウは全ての部位に毒を持っていて、食後30分から1時間以内に腹痛などの症状を発症するため、医療機関はバイケイソウによる食中毒と断定しました。

 県によりますと、野草の誤食による食中毒は今シーズン初めてということです。

 県は食用の野草と確実に判断できない植物は「採らない、食べない、売らない、人にあげないこと」を徹底してほしいと呼び掛けています。