高校生ゴルファー日本一を決める緑の甲子園、全国高校ゴルフ選手権が8月3日から栃木県宇都宮市で行われます。この大会で全国制覇を狙う高校生ゴルファーに注目です。

 これまで数多くのトッププロを輩出している東北高校ゴルフ部。この日は、実際にコースを回る練習のため、宮城県富谷市内のゴルフ場にやってきました。

 現在部員は男子14人、女子13人。ハーフ9ホールをそれぞれの選手が課題と向き合いながらラウンドします。

 このチームでキャプテンを務めるのが、中村駈選手です。安定したショットを武器にした、手堅いゴルフが持ち味の選手です。

 東北高校ゴルフ部中村駈主将「あまり大きなミスをしないところとか、耐えるゴルフというのを持ち味にしています」

 けがの影響で中学時代はほとんど大会に出られませんでしたが、高校入学後は順調に回復。1年の夏から全国大会に4季連続出場し、2022年の東北大会では夏秋連覇を達成しています。

 東北高校ゴルフ部中村駈主将「それでもやっぱり全国大会に出ると、自分が納得いくゴルフができていも順位が伴っていなかったりするので、もうちょっと上の方にいけるようにしたいです」

 幼稚園の頃からゴルフを始めた中村選手。周りにはプロに付いて練習する選手も多い中、父親実さんと二人三脚で頑張ってきました。

 父親中村実さん「勝負はここからだと思っていますので、高校最後の年1年精一杯協力して、最高の結果を残せるように頑張っていきたいなと思っています」

 これまで夏の全国大会、緑の甲子園では思うような成績を残せていない中村選手。最後の夏にかける思いは。

 東北高校ゴルフ部中村駈主将「2022年もいいところまではいったんですけど一歩足りなかったので、最後に目標を達成できるようにいいゴルフをして1桁に入って、両親にも恩返しができるように頑張りたいですね」