災害時に妊婦や赤ちゃんを受け入れる避難所の開設訓練が、仙台市で行われました。
訓練は太白区の看護専門学校で行われ、保健師や助産師ら約20人が参加しました。
仙台市で大きな地震が発生した想定で、避難して来た妊婦や産後間もない母親を個室に誘導し、助産師が体調などを聞き取りました。
東日本大震災の際、避難所での妊婦のケアや授乳スペースの確保が課題となったことから、仙台市では2016年から6つの学校と連携し、妊婦や赤ちゃんを専門に受け入れる周産期福祉避難所の整備を進めています。
周産期福祉避難所には助産師が常駐していて、紙おむつや粉ミルクが用意されています。
災害発生後3日をめどに開設され、通常の避難所では生活が困難だと判断された世帯最大で19世帯を受け入れます。
助産師「(東日本大震災の時は)仕切りもない中で授乳するしかないとか、妊婦さんが過ごしていたのを直接見ていたので、こんな所があったら本当に安心だろうなと想像しながらやった」