物価高の中で経済的に学生を支えようと、仙台市の東北文化学園大学で新型コロナの自宅療養者向けに宮城県が準備していた支援物資の在庫が配られました。

 東北文化学園大学で配布されたのは、パックご飯やインスタントみそ汁、トイレットペーパーなど19品が入った食料品や日用品の詰め合わせです。

 配布会は物価高の中でアルバイトの収入や仕送りが減った学生を支援するために行われ、21日は約500人の学生が受け取りました。

 配布された物資は、県が新型コロナの自宅療養者に提供するため準備していた物で、5月に感染症法上の位置づけが5類へ引き下げられたことに伴い配布を終了しました。

 県は、在庫になった物資を大学やフードバンクなどに無償で提供していて、この大学では2000セットを譲り受けました。

 学生「1人で暮らしていて食費などが結構かかるので、何日か持つのですごくうれしいです」「日常で必要な物が本当に値上がりしているので、1人暮らしにとって支援はすごくありがたいです」

 配布は、22日と23日にも行われるということです。