東日本大震災後、復興策の一環として中国から仙台市にパンダを誘致するという話が出ました。この話は一時、下火になっていましたが再び浮上してきています。

 23日の宮城県議会一般質問では、公明党の伊藤和博議員が仙台市にパンダを誘致すれば経済効果は大きく、地域活性化の起爆剤になると力説しました。

 公明党伊藤和博議員「パンダ誘致に勝ち抜くためには、仙台市と連携してオール宮城一丸となっての誘致と機運醸成を進めていくことが成功の鍵になると考えますが、知事のご所見をお伺いします」

 村井宮城県知事「現在、仙台市において様々な検討をしている状況とのことでありますので、その考え方を伺った上で今後の誘致活動のあり方について検討してまいりたい」

 村井知事は、踏み込んだ話はしませんでしたが、宮城県議会や仙台市議会でパンダ誘致の話が出ていることに誘致先となる仙台市の八木山動物公園は期待を寄せています。

 仙台市八木山動物公園門馬正樹園長「私どもは以前からパンダ誘致に力を入れていまして、最近も変わらず取り組んでいるので後押しをしてくださっていることは非常にありがたい」

 八木山動物公園では、もしパンダが来れば繁殖や研究に生かしていきたいと話しています。