スケートボード・ストリートのパリオリンピックの予選を兼ねる大会で、仙台市の中学3年生、赤間凛音選手が初優勝を飾りました。
パリオリンピックの代表選考につながる今大会。45秒間に技を連発するランを2回と一発技のベストトリックを5回滑って争います。
女子は、準決勝を首位で通過した14歳の赤間凛音が登場。ランの1本目でこの日最高の88.61を叩き出します。
そして決勝最後のラストトリック。暫定2位の赤間は後輪の車軸を滑らせ半回転して着地する大技を決め逆転し初優勝を果たしました。
赤間凛音選手「(大会が)今まで2回あったけど表彰台に全く上がれたことがなかったので、すごいうれしいです」
赤間選手の快挙に、幼少時から指導に当たってきた宮城県のプロスケートボーダー荻堂盛貴さんは、パリオリンピック本大会での金メダル獲得にも期待を寄せています。
荻堂盛貴さん「世界一になるという目標を昔から掲げていたので、なると思って信じていたので(世界一に)なれてすごくうれしかったです。
(オリンピックでは)金メダルですよね。やるからには1位を取りたいという気持ちは彼女の中にはあるので、出るという目標だとは思うが(目標は)金メダルだと思います」
赤間選手の強さは「姿勢がぶれずトリックの形が安定しているところ」だと言います。
荻堂盛貴さん「姿勢、軸がぶれないところ、しゃがんでいる構えがぶれなくて滑っている姿勢とトリックの形が安定している。体幹がしっかりしていて吸収力、スポンジのような吸収力を持っていて、話していることを素直に聴く力集中力がすごかった」