宮城県議会9月定例会は代表質問が始まり、宮城県が進める4病院再編構想について論戦がスタートしました。
県が進める再編構想は、仙台市太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合して名取市に、仙台市青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを経営主体を残したまま富谷市に移転し新たな病院をつくる計画です。
県立精神医療センターの移転への反対を踏まえ、村井知事は8月に名取市で民間病院を誘致する代案を示しました。
県議会9月定例会ではきょうから代表質問が始まり、村井知事の出身母体でもある自民党会派が「独断ではないか」など苦言を呈する場面がありました。
村井知事「きっかけは、幹部会で部長からこういうことをお考えになったらどうでしょうかというのが。決して私が独断専行で全てを決めて打ち出したものでは決してない」
仙台市は12日、県に対し申し入れを行い、名取市に誘致する民間病院について、誘致を判断した根拠や病院の機能や役割をどのように考えているかなど公募前に回答するよう求めました。