仙台市の郡市長は宮城県が進める４病院再編構想について、県側と「私の口で直接話したい」と改めて訴え、一刻も早く対話の場を持ちたい考えを示しました。

　県が主導する４病院の再編では、仙台市太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合して名取市に、仙台市青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを富谷市に移して集約する方針です。

　仙台市は１２日に県へ要望書を提出し、移転計画をめぐる協議をいったん休止して、必要性や立地場所などの再検討を求めていますが、１８日までに回答は無いということです。

　郡仙台市長「当事者、自治体や医療関係者や、様々な方々に丁寧に説明をされてご理解を得ながら進めていくべきであろうと申し上げているところでして、是非そのようにしていただきたいということを私の口から直接申し上げたいと思います」

　郡市長は、現在行われている県議選での論戦による影響は明言は避けたいとしながらも、次のように話しました。

　郡仙台市長「将来に資する構想なのかという大前提のところについては、私の方は疑問を投げかけているわけですけれども、（病院が）去る側、来る側のその感情論での話にはしていただきたくないと思う」