宮城県気仙沼市で、地元で水揚げされたサンマを炭火焼きで提供する気仙沼サンマフェスティバルが5年ぶりに開かれました。

 気仙沼サンマフェスティバルは震災後の2012年に街を元気づけたいという思いから始まったイベントで、台風や新型コロナの影響で中止が続き、開催は5年ぶりです。

 初日の3日は好天に恵まれ、午前9時の開始から焼きサンマの提供コーナーは県内外からの多くの人でにぎわいました。

 近年続いている不漁の影響で今年のサンマは小ぶりなものが多いということですが、脂の乗りは良く、訪れた人たちはステージで流れる音楽を楽しみながらサンマを味わっていました。

 名古屋から訪れた人「おいしかったです、焼きたてで」

 仙台から訪れた人「大変おいしかったです。不漁が続いてるというのと値段が高くなっているということでなかなか口にする機会がなかったんですけど、やっと食べられたという感じですね」

 サンマは前日までの2日間に気仙沼港に水揚げされたもので、3日と4日であわせて4000匹が無料で提供されます。

 気仙沼サンマフェスティバル実行委員会・津谷良子実行委員長「おいしいサンマを食べて素敵なアーティストの音楽を聴いて、良いところだったなと思って帰っていただけることを期待しています」

 祭りの実行委員会は2日間の開催で1万人の来場を見込んでいるということです。