正月の縁起物ほしの玉作りが、宮城県気仙沼市で最盛期を迎えています。
ほしの玉は、主に宮城県や岩手県の三陸沿岸に伝わる正月飾りで、願いをかなえてくれる宝珠の玉が由来とされる縁起物です。
気仙沼市の佐々木和男さん(83)は20年前からほしの玉を作っていて、長寿を願うエビや燃えるような赤い玉、松竹梅などの縁起の良い絵柄を描いています。
量販店で扱われるほしの玉は印刷されたものが多い中、佐々木さんは飾る人の願いがかなうよう1枚1枚を手作りしています。
佐々木和男さん「1枚1枚願いをかなえさせて下さいと、ずっと同じことを考えて描いている」
佐々木さんが作ったほしの玉は、12月1日から気仙沼市や南三陸町のスーパーなどで販売されます。