ブランド牛である仙台牛の生産基盤を維持しようと、仙台市で若手農家を対象とした競りが行われました。

 JA全農宮城では、担い手世代である50歳未満の肥育農家が集まり仙台牛レボリューョンズとして活動していて、この農家に限定した競りが開かれました。

 出品された39頭分の枝肉から最高賞のチャンピオン賞に選ばれた枝肉は、1キロ当たり3100円と平均単価を500円近く上回りました。

 JA全農宮城安齋彰洋畜産部長「先輩方が築いてきた仙台牛というブランドを、是非今後とも維持していくというのが我々の使命だと思っておりますし、担い手の方々に引き継いでいただきたいなと思っております」

 含まれる量が多いほど口どけや風味が良いとされる肉のうま味成分オレイン酸の測定が初めて行われ、結果が生産者に共有されました。

 競りに掛けられた枝肉は早ければ1週間ほどで、宮城県内外のスーパーや飲食店などで販売されるということです。