仙台市太白区の八木山動物公園で、ホッキョクグマの赤ちゃんが誕生しました。体重は600グラムほどで今のところ順調に育っているということです。

 八木山動物公園で飼育されているメスのホッキョクグマ、ポーラです。行動やホルモン値の変化などから妊娠を予想し、11月下旬には寝室に移して飼育員がカメラで観察していたところ、12月9日に赤ちゃんを出産したことが確認されました。

 赤ちゃんは600グラムほどで性別はまだ分かっていませんが、順調に育っているということです。

 飼育員山崎槙さん「母親のポーラが常に寄り添っていて、優しくなめたり授乳したりする様子が定期的に観察されています」

 ホッキョクグマの繁殖は難しく、ポーラは2019年に1頭2022年に2頭を出産しましたが、いずれも死んでしまったため油断はできない状況ということです。

 飼育員山崎槙さん「無事に生育するということがまず現段階での目標ですけど、無事に生育して公開までたどり着けたらとても人気者になると思っていますので、それまで大切に飼育していきたいと思っています」

 子育てに専念できるよう、当面の間ポーラの展示は中止されています。