宮城県大衡村に半導体工場を建設するJSMCに対し、大崎市に開発拠点がある電子部品大手アルプスアルパインが、半導体の製造を発注する方向で協議していることが分かりました。
アルプスアルパインによりますと、自社で設計する自動車やスマートフォン向けの半導体の製造を、JSMCに発注する方向で協議しているということです。
アルプスアルパインIC設計部服部靖之部長「次の製品に関して、JSMC(の受託製造)を使っていきたい」
アルプスアルパインでは現在、台湾にある他社の工場に製造を委託していますが、JSMCが大衡村に建設する新工場に委託することでリスクの分散などを図りたいとしています。
JSMCへの発注が決まれば、宮城県の半導体産業振興に弾みがつくとみられます。
大衡村の新工場は2027年に稼働予定で、投資額は宮城県で過去最高の8000億円に上る見込みです。