高校生や大学生が震災や防災について教える出前授業が宮城県名取市の小学校で開かれました。

 出前授業が行われたのは名取市のゆりが丘小学校です。

 この授業は震災伝承などに取り組む宮城県内の高校生や大学生の団体が企画しました。

 9日は、5年生と6年生の児童に災害が起きた時に取るべき行動をカードを使いながら教えました。

 また津波で母と祖母を亡くした姉妹の実話をもとにした紙芝居を上演し、命と家族の大切さを訴えました。

 紙芝居読み聞かせ「誰かを失ったとき、後悔してももう遅いです。自分の家族は一つしかありません。伝えたいことがあればその時に伝えてください。1分、1秒を大切に過ごしてください。」

 児童「震災が起こった後に生まれたので、東日本大震災のことについて親に聞くのもなんか気まずいしという感じでなかなかその時のことを話してくださる方がいなかったので、知ることができて本当によかったです」

 児童「親ががんばって(震災の)次の年に産んでくれたことを感謝して、これから過ごしていきたいです」