東日本大震災の教訓を伝える「語り部プロジェクト」が10日、宮城県石巻市で開かれ、企業や組織に必要な災害への備えについて話し合いました。
石巻市の津波伝承館で開かれたこの会には宮城県内外から30人ほどが参加し、企業防災に必要な備えについてトークセッションがおこなわれました。
ゲストとして、震災当時女川町で銀行に勤めていた息子が津波で犠牲になり、企業防災について発信を続ける大崎市の田村孝行さんが登壇し、社員ぐるみで事前の備えをすることが大切だと強調しました。
田村孝行さん「安全というのは終わりは無いんだ。とにかく突き詰めていってそれで終わりは無いと。どこまでも求めていくのが安全なんだと」
鹿児島県から参加の消防団員「かねてから、コミュニケーションとか、話をし合う、協議するという備えが非常に大事だなというのは感じたところです」