宮城県の県立高校の女性教諭がパワハラを苦に自殺した問題で、県教育委員会がパワハラの処分基準に免職を追加することについて、村井知事は適切な判断だとの考えを示しました。

 2020年、県立高校の30代の女性教諭が同僚の男性教諭からパワハラを受け自殺しました。県教委が男性教諭に下した停職3カ月の懲戒処分について軽すぎるといった批判が相次ぎ、県教委は新年度からパワハラの処分基準に免職を追加します。

 村井知事は処分を出してから基準を改定したプロセスについてあくまでも一般論と前置きした上で、適切だったと述べました。

 村井知事「ルールの範囲内で厳しい判断をして、それでも足りないというのが今の世の中の流れであるということで、より厳しい基準に変えた。一般論ではありますが私は間違った判断ではなかったのではないかと思います」

 なお、村井知事は、女性教諭の遺族が求める第三者による検証については県教委に判断を委ねるとしました。