2018年、仙台市泉区で小学2年生の児童と母親がいじめを苦に心中したとみられる事案で、仙台市教育委員会が当時の校長や担任などを懲戒処分しなかったことが分かりました。

 仙台市教育委員会によりますと、この事案をめぐっては関係する教員らの処分の可否を審議する賞罰審査委員会が2023年9月に開催されました。

 審議の対象は当時の校長、教頭、学年主任、亡くなった児童の担任、関係する児童の担任の計5人で、いずれも懲戒処分にはならなかったということです。

 市教委の教職員課は「各職員は一定の対応を行っており、仮に現職であっても懲戒処分には至らないと判断した」としています。