宮城県多賀城市の保育園で、津波を想定した地域ぐるみの避難訓練が行われました。
訓練は3つの保育所が合同で実施し、大地震が発生し大津波警報が出たという想定で行われました。
多賀城コアラ保育園では、保育士7人が0歳から2歳までの園児12人を背負ったり専用のカートに乗せたりして15分ほどかけて高台まで避難する手順を確認しました。
防災士の資格を持つ郵便局長や地域住民らも参加し、危険なポイントを伝えたり交通誘導をしたりして避難をサポートしました。
多賀城市では3年前から未就学児の命を守る活動をしている民間団体と協力して、保育所や幼稚園で地域と連携した避難訓練を年に数回行っています。
一般社団法人Bird’s−eye菅原淳一代表「近所の慣れ親しんだ人たちが、声を掛けて正しい避難行動ができると命は助かると思うんですね」
保育所では、地域とのつながりを生かし今後も訓練を重ねていきたいとしています。