宮城県名取市の尚絅学院大学で5月、動物観察用として構内に設置されているカメラにツキノワグマが映っていました。撮影されたのは計5回に上り、大学で注意を呼び掛けています。

 5月30日の午前7時半ごろ、尚絅学院大学の遊歩道を歩くツキノワグマです。里山の動物を観察するために大学が設置したWEBカメラに映っていました。

 大学によりますと、5月3日の午後8時ごろにも、近くの遊歩道を歩くツキノワグマが確認されました。5月5日には午後7時ごろから8時ごろまでの間に、遊歩道や林の斜面を歩くツキノワグマが3回にわたって映されていました。

 5月3日から5日にかけて撮影されたツキノワグマと、5月30日に撮影されたツキノワグマは、体の大きさが異なるため別のクマとみられるということです。

 尚絅学院大学ではこのエリアについて散策などを控えるとともに、構内の他の場所でも、1人ではなく複数で行動することなどを呼びかけています。