日常を描いた絵を通じて平和について考えてもらおうと、ウクライナとロシアの子どもたちが描いた絵の展示が宮城県名取市の尚絅学院大学で始まりました。

 この展示は、ウクライナとロシアの子どもたちが日常を描いた絵画を通じ、平和について考えてもらおうと尚絅学院大学が主催しました。

 会場には、ロシアによるウクライナ侵攻前に世界児童画展のために当時4歳から15歳の子どもたちが描いた絵、約70点が展示されています。

 ロシアの8歳の女の子が描いた作品は、クリスマスに家族で仲良くピザを食べる様子が描かれています。

 ウクライナの10歳の女の子の作品は、友人や家族でしょうか。冬の公園でアイススケートを楽しむ様子が描かれています。

 家族写真を撮った時の思い出を描いた作品や、木材関係の仕事場の風景を木版画で表現した作品など自由で個性豊かな作品が展示されています。

 尚絅学院大学芸術・スポーツ部門相馬亮教授「建物の良さや歴史も感じながら子どもたちの作品を見ていただくとより、子どもたちの願いとかそういったものに触れることができるんじゃないかなと考えています」

 この展示は、11月3日までの平日午前11時から午後4時まで開かれています。入場は無料です。