今年、値上げを予定している食品が3年連続で1万品目を超えたことが分かりました。急速に進んだ「円安」の影響が広がっています。

 帝国データバンクによりますと、7月に値上げを予定している食品は輸入ワインやコーヒー製品などの「酒類・飲料」や「菓子」など411品目です。

 輸入レーズンやチョコレートの価格高騰を受け、「パン」が一部製品で1年ぶりの値上げとなりました。

 また、今年値上げを予定している品目数は11月までの予定分で1万86品目となり、3年連続で1万品目を超えました。

 このうち「円安」が要因の値上げが3割ほどを占めていて、前の年の同じ時期に比べて、およそ3倍の水準に拡大しています。

 今後の見通しについては円安の影響のほか、一部の原材料などで一層の値上がりが見込まれていることもあり、秋にかけて大規模な値上げラッシュが発生する可能性があるとしています。