仙台市若林区にある地下鉄東西線の薬師堂駅前で、地元の高校生らが痴漢や盗撮の撲滅を呼び掛けました。

 薬師堂駅の近くにある聖和学園高校の生徒や警察官など約50人は、後を絶たない痴漢や盗撮の被害を減らそうと通勤通学客にちらしなどを配って撲滅を呼び掛けました。

 聖和学園高校生徒会長及川花音さん「実際に被害を受けたら本当に怖くて声が出ないかもしれない。被害を訴えやすい環境を作る取り組みを1つでもできればいいなと思いました」

 警察によりますと、宮城県での痴漢や盗撮の発生件数は2023年が301件、2024年は5月末までに89件に上っているということです。

 若林警察署齋藤明史生活安全課長「痴漢、盗撮は犯罪です。もし被害に遭った方がいた時に、傍観者にならないで警察に迅速に通報していただければと思います」