2日も季節がチグハグな日本列島。関東は4月史上1番の雨となりましたが、それでも見たい満開の桜に人が詰め掛けています。
■“季節チグハグ”西日本は桜見頃に
天気が回復した列島。各地で桜が見頃を迎えています。
山口県周南市。普段、何の変哲もない道路は今だけ“桜のトンネル”に。ピカピカの1年生も笑顔がこぼれます。
新1年生 「(Q.小学校では何が楽しみ?)体育」
富山市内には“川の桜のトンネル”です。揺れる船から約4キロにわたる桜並木を楽しみます。
■関東“記録的大雨”でも桜満喫
関東は大荒れです。駐車場にも強い風と雨が吹き付けます。千葉県や茨城県では、4月の観測史上1番の大雨となりました。
東京も雨と風が人々に吹き付けます。
先週、夏日を3日記録してから季節は逆戻り。激しい寒暖差を様々な手立てで乗り切ります。
寒暖差“対策”(40代の人) 「よく寝ること。夫に起こされなければ12時間とか寝られる」 「ショウガを取っている。おみそ汁とかにチューブのショウガを入れる」
寒暖差“対策”(30代の人) 「閉じこもらない(外に)出る。仕事も自転車で行っている」
■花見の“新習慣”「桜詣」人気
都内では“新たな花見”が広がっています。
満開となったソメイヨシノとしだれ桜が咲き誇る台東区の神社。初詣ならぬ“桜詣”をする人が詰め掛けていました。
50代の人 「日々の健康と家族の幸せをお祈りしました」
7年前から始まった、この“桜詣”。年度納めと始まりに東京・浅草や上野周辺の桜咲く神社を巡ります。
期間限定の「御朱印」ももらうことができます。
桜咲く春。人々はそれぞれの節目を迎え、この場所を訪れます。
娘が保育園入園する人 「この子が4月から保育園児になって、まだ赤ちゃんな気がして心配、なじめるのか。私も仕事復帰がそろそろなので気を引き締める」
58歳の男性は長年勤めた印刷会社を早期退職。“第二の人生”の始まりとともに、この場所を訪れました。
印刷会社を早期退職した人 「職なし2日目ということであいさつしに来た。ずっとサラリーマン生活を続けたので、世の中をもう一度勉強したい」
秋葉神社 沼部文彰宮司 「日頃の感謝とこれからの幸せを願って、ぜひお参りいただきたいというのが桜詣。日本人が色んな節目を大事にしてきたというもの、小さな節目の一つと捉えていただきたい」
■桜の名所の“不思議な絶景”
一方、少し変わったソメイヨシノが咲く桜の名所がありました。「桜に染まる町」をうたう、千葉県佐倉市にある「佐倉城址」佐倉城の跡地です。
周辺には約50品種、1100本の桜が咲き誇ります。
花見客(70代) 「散歩コースで、ほとんど毎日のように来ている。寒さに耐えて咲いている花も良い感じ」
2日の花曇りでも圧巻だったのが、桜が林のように連なるこのエリア。「ソメイヨシノ」をよく見てみると、何だか“縦長”です。
先月30日に満開発表となった靖国神社の標本木と比べると、横ではなく縦に伸び、その分、背の高い桜が密集。同じソメイヨシノでも不思議と違った印象を受けます。
公園の担当者に“縦長”に成長した理由を聞くと、「理由はよく分からない」とのことでした。
花見客 「大概低くて広がっているが、これは真っ直ぐ伸びている」 「高さがある」 「青空だったら余計良かった」
この桜は傘を持たない時にこそ見上げたくなる桜かもしれませんが、2日みたいな日は公園のすぐ隣、そこには雨の日でも楽しめる「びょうぶのような桜」が広がっていました。
■大雨でも絶景「びょうぶのような桜」
桜に染まる千葉県佐倉市の「佐倉城址」は雨でも楽しめる「全天候型」の桜スポット。注目は「桜びょうぶ」です。
桜が咲き誇る公園に隣接するのが「国立歴史民俗博物館」。
玄関の奥には巨大なガラス窓があり、びょうぶのように仕立てられたガラス1枚1枚に桜が映り込むのです。
花見客(千葉市から) 「10回目くらい」 「(Q.きょうもお目当てはこちら)そうです。普通の桜は近くで見られますから」
花見客(市内から) 「初めて来たんだけど、同じ市でね」 「しっとりしている。びょうぶの中の絵みたいで」 「絵みたいだよね」
近所の人も知らない穴場の桜びょうぶ。入館料は600円。高校生以下は無料です。
短い期間で儚く散ってしまう桜だけに、どんな天候でも花見を諦めるには早いのかもしれません。