和歌山県海南市の商店の店主が殺害された事件で、逮捕された次男の車から店からなくなっていた現金入りのポーチが見つかったことが分かりました。

 海南市の商店で経理を担当していた大道正幸容疑者(34)は10日朝、店から現金を盗んだ際に経営者で父親の正富さん(当時66)に見つかりとがめられ、金づちで頭を何度も殴り殺害した疑いが持たれています。

 警察によりますと、店からは現金およそ20万円がなくなっていて、そのうちおよそ5万円が入ったポーチが正幸容疑者の車の中から見つかったということです。

 正幸容疑者は警察の調べに対し、「親父に見つかり口論になり、カッとなって殴り殺した」と容疑を認めています。

 警察は凶器の金づちを捜すなど、事件の経緯について詳しく調べています。