15日の東京・日比谷公園。多くの人が、スマートフォンで何かを撮影しています。目線の先にあったのは、数十年に一度しか咲かないといわれる「リュウゼツラン」です。

 高さは7.7メートル。5月ごろから茎が伸び始め、先週、開花しました。ここに植えられたのは、少なくとも60年以上前。長い時を経て、ようやく咲きました。

訪れた人 「初めて見る花で、見上げたところに黄色い花がたくさん咲いていて、すごく感動しました」 「数十年に一度の瞬間に来られて、バンザイという気持ち」

 実は日比谷公園以外でも、日本の各地でこの「幻の花」の開花が相次いでいます。なぜなのでしょうか?

中部大学応用生物学部 堀部貴紀准教授 「夜の温度が10℃~30℃くらいが、リュウゼツランの生育気温だといわれている。気温が平年より高いから、リュウゼツランの生育に適した温度になった。その結果として、開花する個体が増えたのではないか」

(「グッド!モーニング」2024年7月16日放送分より)