「海の日」の15日、日本三大船祭りの一つ「塩釜みなと祭」が開かれ、沿道や港は多くの見物客でにぎわいました。

 戦後の混乱期の1948年に水産業と地元の復興を願って始まった「塩釜みなと祭」。2024年で77回を数えます。

 港をのぞむ高台にある塩釜神社と志波彦神社にまつられる神様が氏子たちがかつぐ神輿に乗り、長く急な202段の石段をゆっくりとおりました。

 神輿は1トンもの重さがあり16人の氏子が交代でかつぎます。

 沿道には多くの人たちが訪れ、市内を練り歩く神輿の一行を見守りました。

 練り歩きを見た人「コロナが終わってからこういう風に迎えられてすごくうれしいです。塩釜のお祭りが復活というか、盛大にできることをうれしく思っています」

 練り歩きを見た人「久しぶりに見たんですけど、やっぱり迫力があるなと思いまして。息子に見せてあげたいなと思って、きょう来ました」

 祭りのメインは神輿を船に乗せて松島湾をめぐる「海上渡御」です。

 神輿がのる「御座船」が塩釜港を出港。龍と鳳凰をかたどった2隻は大漁旗や吹き流しを掲げたお供の船団を従え、松島湾をめぐって海の安全と豊漁を祈願しました。

 訪れた人「海に来たのも初めて港に来たのも初めて。たくさんの船が見られて良かったと思います」