すしや米などが評判の店で一体、何が。店主を殺害したなどとして逮捕されたのは息子でした。

 和歌山県海南市の商店で店主の大道正富さん(66)が頭部を鈍器のようなもので何度も殴られ、現金が奪われた事件。

 強盗殺人の疑いで逮捕されたのは大道さんの次男・大道正幸容疑者(34)です。

近所の人 「息子さん?マー君か。おとなしいわな。おとなしい感じ」

 「ここのシラスが一番」「とてもおいしい巻きずしがある」。大道さんと正幸容疑者が親子で切り盛りしていた地元で評判の店が現場となりました。

大道さんを知る人 「大道さんは温厚な人というか、ええ人よ」

近所の人 「ものごとをわきまえた賢い人」

 店同様、評判の良い大道さんに何があったのでしょうか。

 当日の様子について正幸容疑者は…。

大道正幸容疑者 「親父に見つかり口論になり、カッとなって殴り殺した」

 10日朝の開店前、正幸容疑者が店の金を盗もうとしていたといたところ、大道さんに見つかったといいます。口論になったという親子。正幸容疑者は近くにあった金づちを手にし、大道さんの頭部を殴ったとみられています。

近所の人 「(Q.大道さんと正幸容疑者の関係は?)そりゃ普通の親子ちがう?大学に行って帰ってきて、それで(店を)手伝った」 「(Q.正幸容疑者がお金に困っていた?)それが分からんのよ」

 店からは合わせて20万円ほどがなくなっていたといい、そのうち約5万円が入ったポーチが正幸容疑者の車の中から見つかったといいます。

 凶器の金づちは捨てたと供述していて、まだ見つかっていません。