宮城県石巻地域の警察と保険会社が、連携して特殊詐欺の被害防止などに取り組む協定を結びました。

 協定を締結したのは、石巻警察署と河北警察署、フコク生命仙台支社いしのまき営業所です。

 協定書には両警察署がフコク生命の職員に対し、年々巧妙化する特殊詐欺の最新の手口を紹介する研修を行うことなどが盛り込まれています。

 最近は、SNSを通して投資名目で金銭をだまし取る詐欺や、恋愛感情を利用して金銭をだまし取るロマンス詐欺の被害が増えています。被害が多い30代から60代という年齢層が保険の顧客年齢層と重なることから、保険会社が声掛けやちらし配布などを通して啓発活動に協力することで、被害防止につながると期待されています。

 フコク生命仙台支社いしのまき営業所佐藤亨上席所長「対面販売という強みを持っておりまして、直接お話しすることができるということで草の根活動で色々な方に情報をお伝えできるところが強みなのかなと思っております」

 宮城県警では、今回をモデルケースとして今後、宮城県全域で保険会社との連携を広めていきたいとしています。