■3人発見も全員死亡確認

サタデーステーションが向かったのは、大雨で大きな被害が出た愛媛県松山市。

報告・山田直喜ディレクター(松山市 13日午後2時過ぎ) 「救急車が現場を離れていきます」

12日未明、松山城北側の斜面が幅50m、高さ100mにわたって崩落。住宅街の広範囲に土砂が流れ込み、3人が行方不明となっていました。

事態が大きく動いたのが13日の午後2時過ぎでした。行方不明者が発見されたとみられる際の映像では、慌ただしく土砂をすくい出す隊員や、周辺にはシートをひろげた多くの隊員の姿も。そして、すぐ横に救急車が到着。隊員たちがそのまわりを囲んで見守ります。松山市によると、現場から3人を発見。全員の死亡が確認されました。

■土砂崩れ複数回発生か

当時現場では何が起きていたのでしょうか?土砂崩れが複数回発生していた可能性が浮かび上がってきました。土砂崩れ発生直後の映像では、大量の土砂が住宅街に流れ込んでいきます。

撮影した人 「午前3時55分くらい、1番最初に崩れたのに気付いたのが。雷よりもすごい音がして、木とか土のにおいがすごくて、崩れたんだなと。そこから2回目3回目が起こって。1時間後くらいです」

そして、発生からおよそ1時間後の午前5時頃の映像では。未だに流れる土砂が映っています。発生直後の映像と比べると木々がなくなっているのもわかります。

撮影した人 「最初もう少し屋根が出てたんですけど、(2回目で)屋根も潰れて、3回目はけっこう水っぽい感じ」

別の人も…。

土砂が自宅に流れ込んだ住民 「(土砂崩れが)最初来て、また何十分かしてまた来た」

別の土砂が自宅に流れ込んだ住民 「2回目の時にみんな慌てて逃げた。3回目はもうひどかったから、どうにもならない。みんな見守るだけ」

14日は中国地方や関東など広い範囲で警報級の大雨となることも予想されていて警戒が必要です。

(7月13日OA「サタデーステーション」)