台風3号が24日、非常に強い勢力で沖縄県の石垣島を直撃する恐れが出ています。

■台風3号 夏休みの観光地を直撃へ

 23日午後3時現在、沖縄県の南の海上にある台風3号。中心の気圧は965ヘクトパスカル。今後、発達しながら北上し、24日から25日にかけて非常に強い勢力で先島諸島に接近する見込みです。

 その風の強さは家屋が倒壊するほど猛烈に吹く可能性もあります。

 フェリー乗り場では23日昼ごろからすべての航路が欠航。24日の欠航も決まり、25日も欠航の見込みです。

埼玉県から来た家族 「今、離島から石垣に戻ってきた」 「(Q.離島から船は大丈夫?)船はギリギリ私たちが乗ったやつは大丈夫。それで、その後はずっと欠航が決まってる」 「(Q.(帰りの)飛行機は何時?)午後5時50分。午後6時以降の飛行機からちらほら欠航が出そうだとあったので、ギリギリ飛べば良いなと」

 しばらくは島から出られなくなります。23日から25日にかけて全日空では那覇や宮古、石垣の空港を発着する46便の欠航を決めました。

 また、日本航空は24日の羽田と石垣を結ぶ便などを中心に8便が欠航します。合わせて54便で約4700人に影響が出る見込みです。

 宮古島の空港では航空便を振り替えようと大勢の人が列をなしていました。

航空便の振り替えに来た人 「ちょっと分からないです。帰れるか分からないです」 「きょうの夜の便なんですよ。ずっと不安ですよね、帰れるかどうか。泊まるところもどうなるか」

■猛暑の関東で局地的な雷雨

 一方、関東では局地的な雷雨が…。よく見ると、車の屋根に落ちた雨粒が高く跳ねているのが分かります。

撮影者 「屋根に当たるカンカンという音で気が付いた。ひょうになっていると。小指の先くらいの氷が降っていた。ちょうど歩いてきた地元の人がいて傘は差していたが、背中とズボンがびしょ濡れになったということでした」

 23日午後1時半ごろ、横浜市から北の方向を捉えたカメラ。わずかな時間で積乱雲が発達しているのが分かります。

 23日は広い範囲で大気の状態が不安定になっています。東京では夜にかけて1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る可能性があり、警戒が必要です。