いよいよ24日に迫った「土用の丑(うし)の日」。外国人観光客も舌鼓です。

■ウナギ 外国人観光客に大人気

 記録的な猛暑も何のその。夏のスタミナ食の「うなぎ」が今、外国人観光客に大人気です。

 ふっくらと柔らかい日本のうなぎ。本場のうな重に外国人たちが舌鼓。

カナダからの夫婦 「カナダや中国では食べましたが、日本でうなぎを食べるのは初めてです」 「違いますね」 「ご飯もいいです」 「特に日本のうなぎは身が付いて太っているから、味がいくつもの層に重なっていて、とてもいいですね。ベリーベリーおいしい」

 経験豊富な職人がウナギをさばく様子を店先で見ることができるため、外国人観光客は足を止めて釘付けです。

 シンガポールから来た観光客は動画で撮影。

シンガポールから来た観光客 「(Q.なぜ動画を撮影?)とても興味深いです。私たちは普段、調理された状態で食べるので生きているウナギは見たことがなかったです」

 猛暑日目前の厳しい暑さとなった千葉県成田市。

 成田山新勝寺の表参道にある1910年創業の老舗うなぎ店「川豊」。創業以来114年もの間、継ぎ足し続けてきた秘伝のたれを付け、かば焼きに。

 うなぎのエキスがしみ込んだ独特の深みとまろかやさ。香ばしい香りが焼き場から店内へ漂います。

■ウナギ 外国人客の食べ方は?

 日本のうな重を外国人客は、どうやって食べるのでしょうか。

 たれがしみ込んだご飯とうなぎを一緒に食べるのが日本人の一般的な食べ方ですが…。

 マレーシアから来た大学生はうなぎを箸でよけ、まずはたれのご飯をぱくり。その後に、うなぎだけをぱくり。一緒には食べないようですが…。

マレーシアから来た観光客(21) 「ベリーグッド」

 老舗店では、成田空港で初めてとなるうなぎ専門店を去年の夏にオープン。空の旅の前後で手軽に日本のソウルフードを味わえるのが魅力です。旅行などで来日する外国人客にとって比較的、お手頃価格の「うな丼」も用意しています。多い時は8割が外国人観光客だといいます。

 アメリカ在住の女性はうなぎを食べながら…。

アメリカから来た観光客 「(Q.ヨーグルトを飲んでいる?)イエスヨーグルト」

 持参のヨーグルトとうなぎ、まさかのコラボ。

アメリカから来た観光客 「ヨーグルトとよく合うわ」

 お隣、韓国では…。

韓国からの観光客 「日本のうなぎはたれを付けるけど、韓国は塩」

 韓国では塩で味付けしたうなぎを炭で焼いて様々な具材とともにサンチュで巻き、サムギョプサルのようなスタイルで食べるといいます。

韓国からの観光客 「特別な日や外食の時」

 母国とは違う日本のうな丼を初体験しました。

川豊 伊藤小澄店主 「今年の夏も非常に暑いから、うなぎを食べてスタミナを付けてもらって、ぜひとも暑い夏を乗り越えてもらいたい」

 夏の土用の丑の日は24日と来月5日です。