2021年、和歌山市で4人が死傷した多重事故について検察がいったん不起訴処分にした女を、危険運転致死傷の罪で起訴したことが分かりました。

 2021年7月、和歌山市で車やバイクなどが関係する多重事故があり、竹田汐里さん(当時22歳)が死亡し3人が重軽傷を負いました。

 検察は信号待ちの車列に突っ込んだ車を運転していた50代の女をおととし8月、嫌疑不十分で不起訴としていました。

 竹田さんの両親らは検察審査会に審査を申し立て、検審は去年6月、「不起訴不当」と議決し検察が再捜査をしていました。

 関係者によりますと、検察は危険運転致死傷の罪で女を起訴したということです。