秋田県と山形県を襲った記録的な大雨ではこれまでに1人が死亡し、2人の行方が分からなくなっているほか、1人の安否が分かっていません。

 25日夜、山形県新庄市で住民からの救助要請を受けて現場に向かう途中だった警察官2人の行方が分からなくなりました。

 26日午後、警察官1人が発見され、その後、死亡が確認されました。

 もう1人の捜索は、27日午前8時過ぎに再開される予定です。

 山形県では河川が氾濫するなどし、7つの市と町で床上、床下浸水など建物への被害が約90棟に上っています。

 秋田県湯沢市では、土砂崩れに巻き込まれ行方が分からなくなっている作業員の男性について、二次災害の恐れがあり、捜索できない状況が続いています。

 今後も雨が降る予報のため、捜索は週明けになる見込みです。

 このほかにも大仙市の男性(42)が24日、家族に「温泉から帰ろうとしたら道路が冠水していて、迂回(うかい)して帰る」と連絡したのを最後に安否の確認ができていません。

 警察は家族の聴き取りなどから、由利本荘市方面でいなくなった可能性が高いとみて捜索しています。