秋田県と山形県を襲った記録的な大雨で1人が死亡、2人が行方不明となり、捜索が続いています。一方、関東から西では猛暑となり、猛暑日を観測した地点は200を超えました。

■再開したばかりの旅館に大量の土砂

 被災地に27日も激しい雨が降り続けています。東北を襲った記録的な大雨。1人が死亡、2人が行方不明となっています。

 先月、再スタートしたばかりの場所がありました。江戸時代からの歴史を持つ温泉旅館。山々を望む露天風呂も旅館の裏山が崩れ、大量の土砂が流れ込んでいます。この大浴場は先月、リニューアルしたばかりでした。

ゆめみの宿 観松館 高橋裕社長 「6月の頭に(大浴場を)リニューアルオープンした。新型コロナが明けてお客さんもだいぶ戻ってきたところで」

 旅館では宿泊予約のキャンセルに追われ、営業再開のめども立っていません。

ゆめみの宿 観松館 高橋裕社長 「大浴場リニューアルの支払いもあるので、資金繰りも怖いし、ちょっとしんどい」

■孤立解消の村 泥だらけに

 孤立が解消した戸沢村。当時の状況が分かってきました。

住民 「おそらく津波のように押し寄せたと思う」

 泥だらけになった村。倒れかけた電柱が濁流の勢いを物語ります。役場のある地区では停電も発生。クーラーもないなか、対策会議に追われています。

■隅田川花火に100万人来場へ

 西日本では危険な暑さが続きます。熱中症警戒アラートは35都府県に発表されています。

 東京も2日連続の猛暑日です。

 夏の風物詩「隅田川花火大会」が行われる東京・浅草です。江戸時代が起源とされる、日本最古の花火大会。100万人の来場が予想されています。

都内から来た人 「(Q.暑さどう)暑いです」 「(Q.どんな暑さ)サウナみたい。汗がね、止まらない」

 この後、27日7時から2万発の花火が東京の夜空を彩ります。雨が降り始めましたが、大会は開催されるとのことです。