宮城県産品の輸出国を新たに開拓しようと、宮城県がセミナーを開催しました。ターゲットは、メキシコです。

 宮城県などが主催したセミナーには、漁協や農協、加工会社などが参加しました。

 東日本大震災や原発処理水の海洋放出などの影響で中国や韓国などが県産水産物などの禁輸措置を続けているため、県は2024年度から日本食の人気が高いメキシコを新たな販路拡大先に選んでいます。

 セミナーでは、メキシコで70店舗を展開する日本食スーパーのバイヤー、鎌田智子さんが講演しました。

 メキシコは日本食レストランの数が世界で5番目に多いことなどを紹介した鎌田さんは、マーケットとしての魅力を説明しました。 セミナーの後は、水産加工会社や酒造会社と商談を行いました。

 宮城県国際ビジネス推進室鈴木清英室長「メキシコはこれから日本食、宮城県産品を売り込んでいける可能性がある。宮城県は魅力的な県産品、食品があるので売り込んでいきたい」

 県は27日も商談会を開催する予定で、年内中に県産品をメキシコへ輸出したいとしています。