イスラエルのネタニヤフ首相は、「ヒズボラ」によると主張する12人が死亡したゴラン高原への攻撃に関して「ヒズボラは重い代償を支払うことになる」という考えを示しました。

 ネタニヤフ首相は27日、殺害された人の遺族に哀悼の意を示したうえで、「ヒズボラはこれまでに支払ったことがない重い代償を支払うことになる」と明らかにしました。

 アメリカを訪問中でしたが、予定を早めてイスラエルに戻るとしています。

 28日午後には安全保障閣僚会議を開き、対応について協議します。

 イスラエルが占領するゴラン高原にあるマジュダル・シャムスのサッカー場では、レバノン方向からのロケット弾によってこれまでに子ども12人が死亡し、20人ほどがけがをしています。

 イスラエルはイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の関与を主張していますが、「ヒズボラ」はこれを否定しています。

 イスラエル側の報復は必至で、双方の緊張が高まる恐れがあります。