企業のSDGsへの意識を調べた調査で、取り組みに積極的な企業の割合がこれまでで最も高くなりました。

 帝国データバンクの調査では、回答した1万社以上のうち、SDGsの「意味や重要性を理解し、取り組んでいる」とした企業の割合は29%余りで、「取り組みたいと思っている」(24.8%)と合わせた「SDGsに積極的な企業」は54.5%で過去最高でした。

 前回調査から0.9ポイントとわずかな増加でしたが、人手不足を背景に人材確保の目的で取り組む企業がみられた、としています。

 企業の規模で見ると、積極的な企業は大企業で71%を超えた一方、中小企業では51%程度でした。

 規模が小さいほど、積極的な企業の割合が低くなる傾向にあるということです。

 また、取り組みによる効果について「実感している」とした割合はおよそ7割に上りました。

 「企業イメージの向上」や「採用活動にプラス」などを効果として回答した企業が多かったとしています。