旧優生保護法を憲法違反とした最高裁判決を受け、政府は障害者差別の根絶に向け、岸田総理大臣をトップとする対策本部の初会合を開きました。

岸田総理大臣 「障害者が受けてきた差別、虐待、隔離、暴力、特別視は共生社会においてはあってはならないものです。偏見、差別、優生思想の根絶に向け、政府一丸となって取り組んで参ります」

 対策本部はすべての閣僚が出席し、岸田総理は「旧優生保護法に基づく施策が障害者の尊厳を蹂躙(じゅうりん)し、苦痛と苦難を強いてきた」と述べました。

 そのうえで、実際に障害者や専門家らの意見を聞き、行動計画を取りまとめる方針を示しました。