能登半島地震から1日で7カ月です。暑さが続くなか、輪島市内では仮設住宅建設の遅れから入居ができず、今もビニールハウスで避難生活を続ける男性がいます。

 輪島市長井町の保靖夫さんは、地震で家が全壊し、ビニールハウスに避難しました。

 現在も仮設住宅への入居の見通しが立っておらず、2世帯3人で避難生活を続けています。

 最高気温が30℃を超える日も続くなか、ハウスに遮熱シートを貼ったり、夜は災害用に開発されたインスタントハウスで寝泊まりしたりして暑さをしのいでいます。

保靖夫さん 「(仮設住宅に)いつごろ入れるかを(市から)聞かせてもらえれば、気持ちの問題で頑張りがいがあるというか、そういうところが何も配慮がないので」

 県内ではおよそ6800戸の仮設住宅が必要で、このうち9割は今月中に完成予定ですが一部の地域では11月までかかる見通しです。