日本政府がウクライナに供与した地雷除去機を今月にも稼働させるため、ウクライナの政府職員が山梨県で研修を受けました。

 ウクライナ非常事態庁の職員らは山梨県で地雷除去機などを製造する「日建」を訪れ、2日まで約2週間にわたって地雷除去の研修を受けました。

 実習では実際に地雷除去機を操作し、メーカーの担当者がチェックしました。

 また、メンテナンスや修理方法についても学んだということです。

 座学ではウクライナ語のマニュアルを使い、地雷除去機の構造などについても学びました。

 日本政府は7月、JICA(国際協力機構)を通じて日本製の地雷除去機4台をウクライナに初めて供与しました。

 関係者によりますと、地雷除去機の運用は早ければ今月中にも始まるということです。

 JICAは年内に約20台を届ける予定だとしていて、日建はうち12台を提供する予定です。