東京都心では発電時にCO2を排出しないクリーンなエネルギーとして注目されている水素を活用した再開発が相次いでいます。

 都内最大規模の再開発が進む港区の高輪では水素ステーションと燃料電池を設置し、トラックやバスのほか、周辺の移動手段にも水素を活用します。

 将来的にはエリア内の再生可能エネルギーから製造した水素由来の電気や熱を主要なエネルギーにすることを目指しています。

 中央区の晴海では全国で初めて水素ステーションからのパイプラインを実用化し、マンションの共用部分と商業施設の照明に利用しています。

 大規模な再開発が相次ぐ東京都心では、持続可能な街づくりを目指してエリア間の競争が激しくなっています。