栃木県日光市の中禅寺湖では、湖に浮かぶ的に向かって矢を放つ弓道大会が行われました。

 この大会は、1185年の源平屋島合戦で弓の名手の那須与一が船の上に掲げられた扇を矢で射落としたという古事にならって行われているものです。

 63回目となる今回は、栃木県の内外からおよそ2000人が参加しました。

 参加者はおよそ30メートル離れた船の上にある扇の的をめがけて1人4本ずつ矢を放っていきました。

参加者 「何回か参加しているんですけど、きょう初めて当たりまして、すごくうれしく思っています」 「水の上の的を狙う大会はここしかないと思うので、すごくこう、上を狙ってて空を狙っているようですごく気持ちいいです」

 参加者は、時々波に揺られて動く的に苦戦をしていましたが、見事に的中すると、周囲からは大きな歓声が上がっていました。