5日、日経平均株価が暴落したことについて、専門家が今後の見通しを語りました。

 アメリカの急激な景気減速の懸念や円高などを受け、5日の日経平均株価の終値は過去最大の下げ幅となりました。

 これについて専門家は株価の下落で割安感が生じていることから、今後、新たに買い入れる動きが増えてくるのではないかと分析しました。

岩井コスモ証券 林卓郎投資情報センター長 「(新NISAも含め)投資家層の拡大とか企業改革等が重なれば、当然、株高への評価が再び高まる可能性は非常に高い」

 また、別の専門家は、円高が今回の株価暴落の一因とされることについて、「思っているほど為替の影響は大きくない可能性が高い」とし、年内にもう一度、4万円の水準に戻る可能性を示唆しました。

 一方、アメリカ株の下落が続けば日本株もつられてさらに下がる可能性もあり、市場の警戒感は強いままです。