先月行われた日銀の金融政策決定会合の主な意見が公表され、追加の利上げを求める声が数多く上がっていたことが分かりました。

 日銀は今回の金融政策決定会合で、政策金利を「0.25%程度」に引き上げました。

 公表された「主な意見」では、物価の上振れリスクに注意が必要だとして「政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整することが適切」といった意見や、「0.25%という名目金利は引き続き極めて緩和的な水準だ」などとして、利上げを求める意見が数多くありました。

 一方で「現時点では経済の持続的成長を裏付けるデータが少ない」として利上げに反対する意見があったことも分かりました。

 この公表による円相場の大きな変動はありません。